西洋近代デザイン様式に関する用語

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アーツアンドクラフツ運動とは、ウィリアム・モリスを中心に19世紀後期にイギリスで興った工芸の復興運動のこと。機械生産による質の悪い工業製品が大量に出回り反発して、職人による手工業の復活を主張したが、製品が高価になり一般には根づかなかった。


アールデコとは、1910年代から30年代にかけてフランスを中心にヨーロッパやアメリカで流行した家具、工芸の装飾様式のこと。1925年にパリで開催された装飾美術博覧会に由来し1925年様式と呼ばれることもある。直線や幾何学的形態をモチーフとし、図柄なども単純な形態にしているのが特徴で、建築の代表作の一つとして、ニューヨークのクライスラービルがある。


アールヌーボーとは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ベルギー・フランスを中心にヨーロッパ各地に広まった建築・家具・装飾等の様式のこと。または、芸術運動のことをいう。アール・ヌーボーの名称は、1895年にパリに開店した美術店「ル・アール・ヌーボー」の名に由来する。建築や芸術、工芸などに植物の幹・花・葉などの自然の形状を取り込んだのが特徴である。


ゼツェッションとは、19世紀末から20世紀初期にかけて、ドイツ・オーストリア各地に興った建築・芸術革新運動のことをいう。アカデミーなどの過去の権威から分離して新しい創造に向かおうとする意味が込められていて、分離派と訳される。1892年のミュンヘンを皮切りに、1897年にウィーン、1899年にベルリンで興った。中でも1897年に画家のダスタフ・クリムトを中心に建築家のヨゼフ・オルブリッヒやヨゼフ・ホフマンらが参画したウィーン分離派は有名。ドイツ語で、Sezessionと綴り、ゼツェッション、セッション、ゼツェシオンも同じ意味。代表的な建築物としてウィーンのゼツェシオン館やブリュッセルのストックレー低などがある。


シカゴ派とは、19世紀末にアメリカのシカゴを中心に商業的高層ビルを造り始めた建築家のことをいう。鉄骨を全面的に用いたのが特徴である。


ドイツ工作連盟とは、ヘルマン・ムテジウスを中心に1907年にミュンヘンでペーター・ベーレンス、ヨーゼフ・オルブリッヒ、ヨーゼフ・ホフマン、ブルーノ・タウトらが参加して結成された建築家、美術工芸家・関連企業の団体のことをいう。工業、芸術、工芸の統合で、ドイツ製品の質の向上を目的とする。ペーター・ベーレンスによるAEG電気会杜のタービン工場やブルーノ・タウトによるガラスの家などが有名である。


デ・スティール運動とは、1917年にオランダのライデンで芸術家、建築家により結成された芸術運動のことをいう。デ・スティルとはオランダ語で様式を意味し、単純な形態や色の構成を用いた純粋な表現が試みられた。同名の機関誌から運動が広がったので、デ・スティル運動と呼ばれた。


バウハウスとは、1919年にドイツのワイマール(共和国)に設立された国立の造形芸術学校のことをいう。建築家ワルター・グロピウスを校長として、芸術と技術の統一を理念とし理論と実践の両者を重視する教育方針は、その後の造形芸術学校のモデルとなった。1925年にデッサウに移り、1932年にはベルリンへ移るが、1933年にナチス政権により閉鎖に追い込まれた。

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