西洋近世デザイン様式に関する用語1

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ウィリアムアンドメリー様式とは、イギリスのウィリアム3世とその皇后であるメリー2世の統治下(1689〜1702年頃)に流行した家具・装飾・銀器などの様式のことをいう。バロック、特にルイ14世様式の影響が強く、また中国の影響なども受けている。ウイリアムアンドマリー様式、ウイリアムアンドメアリー様式ともいう。


コロニアル様式とは、17世紀後半〜18世紀前半までアメリカが植民地時代だった頃の建築・家具・装飾などの様式のこと。ジャコビアン様式、クィーンアン様式、チッペンデール様式などの要素が取り入れられ現地の生活風土に合わせてアレンジしたもの。簡素で丈夫で実用的なところが特徴。


リージェンシー様式とは、19世紀初期のイギリスにおける建築、家具、装飾などの様式のこと。ジョージ3世が皇太子(後のジョージ4世)の摂政を務めた時代(1811〜1820)のため摂政様式ともいう。古代ローマ、エジプト、中国などの古典的モティーフを取り入れたデザインでアンピール様式の影響も受けている。


ビクトリア様式とは、イギリスのビクトリア女王が統治していた時代(1837〜1901年)の建築・家具・工芸の様式のこと。独自の様式を生み出すことはなく、初期には古典主義、中期にはアンピール様式の影響を受け、過去の様式を折衷した様式である。ビクトリアン様式、ヴィクトリア様式ともいう。


シェーカー様式とは、18世紀後半から19世紀前半にかけてアメリカに移住したシェーカー教徒によって作られた建築・家具の様式のこと。飾り気のない実用的で簡素な造りを特徴とする。代表的な物としてラダーバックの椅子がある。


クイーンアン様式とは、イギリスのアン女王時代(1702〜1714年)の建築・装飾・家具などの様式のこと。曲線が多く、優雅で軽快なデザインを特徴とする。代表的な物として、カブリオールレッグ(猫脚)のクイーンアンチェアーなどがある。


シノワズリーとは、17世紀から18世紀にかけてヨーロッパで流行した建築・工芸・家具などの中国趣味、中国風様式のこと。日本の陶磁器なども輸入された。


ネオクラシズムとは、18世紀から19世紀にかけてバロックやロココ様式への反動として興ったデザイン運動のこと。新古典主義とも呼ばれる。直線的、静的、シンメトリックな造形が主となり、古代模様が重用されるようになった。家具ではイギリスのアダム兄弟・ヘップルホワイト・シェラトンらがいる。


アーリーアメリカンとは、17世紀から19世紀末のアメリカの建築・工芸・家具などの様式のこと。コロニアル様式のことをいう場合もある。


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