光に関する用語
昼光率とは、室内のある点における水平面照度が、全天空照度の何%に当たるかの数値で、採光による室内の明るさを知る指標になる。
昼光率(%)=(ある点の室内照度/全天空照度)×100
採光とは、窓などの開口部から太陽光(昼光)を室内に取り入れて明るくすること。太陽光には直接光と天空光とがあるが、採光計画には天空光が用いられる。採光する位置は、天窓(トップライト)と側窓採光がある。
天空光とは、太陽光のうち、直射日光を除いたもの。快晴時の大気や曇天時の雲により反射された太陽光は、方向性がないため直射日光の入らない室内にも散乱光として入ってくる。季節や天候によって変化するが、直射日光に比べて明るさの変化が少なく、採光計画の指標となる。
全天空照度とは、全天空から投射される天空光による屋外水平面照度のこと。一般的によく晴れた日よりも薄い雲に覆われた明るい曇天時の方が、全天空照度は大きくなる。
全天空とは、ある平面上から上の天空を指し、遮るものがない完全な空のこと。
色温度とは、光源から放射される光の色を表現する指標のことで、色度の等しい黒色(完全放射体)の絶対温度で表される。単位はK(ケルビン)を用いる。光の色は色温度の上昇につれて、赤から白、白から青へと相関的に変化する。白熱ランプは、赤みが強く色温度が低く、蛍光ランプは、青みが強く色温度が高い。一般に白熱ランプは2,800K、ハロゲンランプは3,000K、蛍光灯ランプは4,200〜6,500Kなどとなっている。
赤外線とは、可視光線よりも波長が長い電磁波のことで、波長780nm(ナノメートル)〜1mm(ミリメートル)くらいの範囲。強い温熱効果があり熱線ともいう。赤外線はその特性から温熱療法や暖房など、広範囲に利用されるが、過度量や長時間の照射は白内障の主因となるなど、健康に悪影響を及ぼすことがある。
可視光線とは、電磁波のうち人間の目で感知できる光のことであり、波長380nm〜780nmの範囲のものをいう。可視光線より波長の短いほうは紫外線、長いほうは赤外線で、人間が感知できないものを不可視光線という。単位はnm(ナノメーター、100万分の1mm)で表す。
紫外線とは、可視光線よりも波長が短い電磁波のことで、波長100〜380nmくらいの範囲。波長により殺菌作用、日焼け作用、ビタミンDを作る作用などがある。紫外線(Ultraviolet radiation)はUVと略され、波長によって次の3つに分けられる、UV-C:波長100〜280nm、UV-B:波長280〜315nm、UV-A:波長315〜380nm。
演色性とは、人工光源による色の見え方をいう。自然光で見るときと同じように見える場合を演色性がよいとされ、どの程度自然光で見たときに近いかを通常は平均演色評価指数(Ra、アールエー)で表す。最高値がRa100で、白熱ランプの光演色タイプでRA99、普通タイプの白色でRa63、昼光色がRa77程度である。
グレアとは、まぶしさのこと。目がある輝度に順応しているとき、同一視野の中に高輝度の光が入った場合に感じる不快感、見えにくさのこと。グレアには、高輝度の光源による直接グレア、反射光による反射グレア、目の感度を低下させる視覚グレア、まぶしさで不快感を感じる不快グレアなどがある。
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